カットホルダーのフィルム詰め2020年04月22日 11時38分

カットホルダー
その昔、アシスタントをしていた頃は、毎日のように4x5のカットホルダーにフィルムを詰めていました。感光のリスクを最小限に抑えるためにも、いち早く詰めることが求められます。しかし、当然ながらミスは絶対に許されません。何も見えない真っ暗な暗室で、フィルムをホルダーに詰める作業。シートフィルムのノッチとヘリに指をかけて、引き蓋の下にあるガイドに滑り込ませるように装填します。フィルムはカールしていることもあるので、焦るとガイドになかなか入らないときがあります。間違ってもフィルムの乳剤面は触ってはいけないので、カールがひどいときはガイドに隠れるフィルムの端部分を最小限だけ押さえてガイドに導きます。さらに厄介なのは、撮影現場でフィルムを補充するとき。ダークバックを使ってのフィルム詰めは、本当に神経を使います。今に思えば、懐かしい作業です。

私がフリーで仕事をするようになったとき、スタジオではカットフォルダーを使ってましたが、ロケや屋外の撮影はクイックロードタイプのフィルムを主体に使うようになりました。

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