今はスマホひとつで切符が買える時代だけど、この頃は駅へ出向くか電話で指定券を頼むのが普通でした。席が取れたら折り返し電話が掛かってくる手筈。

硬券をまじまじと見たことがなかったので「JNR」「こくてつ」「動輪」かな、台紙に印刷されているのを今になって気が付きました。

そして、ゴム印と手書きというのが、なんとも渋く。

その昔、東京の改札で「カチ カチ カチ」とリズミカルに刻む鋏の音も、今は昔。最近は、切符すら見かけなくなったような気がします。

今日、西九州新幹線が開業したらしい。長崎の諫早は思い出深き地。かなり昔、役所広司と根津甚八が主演の「親戚たち」というテレビドラマが仲間内で人気になり、いつか諫早へ行ってみたいなと思っていました。

ある企業の仕事で、九州ロケのスタートが偶然にも諫早からで、あっさりと望みが叶ってしまいました。博多まで新幹線で行き、「特急かもめ」に乗り換え諫早へ。念願の「500系新幹線」と「白いかもめ」にも乗れたし、とてもラッキーでした。仮に、西九州新幹線が開業していたとしても、一本で行けないのは不便だな。

当時はフィルムだったので、できることなら飛行機のX線は避けたかったので、車でなければ電車で移動することが多かったです。

諫早駅でレンタカーを借りて、長崎、熊本、大分と移動。楽しかったな。また、行ければよいのだけど。