赤松の山2017年07月10日 09時57分

Flower
「赤松の山が紅葉している」と皮肉を込めた言いようで語る山林関係者。あと10年もすれば、山を覆う赤松のほとんどが枯れてしまい、山が死んでしまうと心配そうに話されていました。原因は「松くい虫」。
以前は、ヘリコプターで農薬散布されていたが、管轄の違うお役所同士の連携が取れないことが理由で、現在は禁止され被害が拡大しているということでした。山の力が弱まれば、治水力を失い自然災害が拡大するという原理が、わかっていても何もできない歯がゆさを感じてしまいます。以前は、たくさん採れた松茸も今ではほとんど見れなくなったそうです。

高原の朝2017年07月10日 22時12分

高原の朝
先週末は、仕事で長野方面へ。ホテルから仕事先に向かう森の中の国道を、サンルーフと窓をフルオープンで走り気分爽快。これが、コンバーチブルタイプのクルマならもっと気持ちよいのでしょう。でも、標高が千メートル以上もあると、少し肌寒いくらいです。
面白かったのはセミの声。標高千メートル付近では、ハルゼミの蝉時雨ですが、標高を下げるにつれて、アブラゼミやニイニイゼミの鳴き声に変わっていきます。季節を超えているかのような気分。^^

京都写真美術館2017年07月11日 20時16分

京都写真美術館
京都写真美術館のホームページに写真展『Surf〜波音』のアーカイブページを作っていただきました。
https://kyoto-muse.jp/exhibition/exhibitionlist?exhibition_id=261
写真家の作品も購入できますよ。

英伸三/桑原史成ドキュメンタリー1002017年07月12日 17時55分

英伸三/桑原史成ドキュメンタリー100
最終日の終了間際、なんとか間に合いました。四谷のポートレートギャラリーで開催されていた『英伸三/桑原史成ドキュメンタリー100』。ドキュメンタリー写真の大御所のお二人ですが、聞けば写真学校の同期ということで80歳を機に、昔交わしたお互いの成果を確認し合おうという約束を叶えるために、今回の写真展を開催したということです。桑原さんの「80になってもまだまだ現役だよ!」という言葉が力強く感じられました。本当にパワフルです。

白馬岳登山2017年07月13日 08時55分

いよいよ夏山シーズン到来ですが、果たして今年は行けるでしょうか?  時間と天候とお金に相談してになるかな。

下の写真は、小蓮華山のお花畑から眺める北アルプスの峰々。
お花は、ハクサンイチゲとシナノキンバイ。背後の山は、右から白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、さらにその背後に槍ヶ岳、穂高連峰とそうそうたる峰々が連なっています。白馬岳の背後には、剱・立山連峰の姿も。

小蓮華山のお花畑と北アルプスの峰々

この景色が見られるのは、三国境を右に折れて、小蓮華山、白馬大池を経由して、栂池もしくは蓮華温泉に下山するコースです。白馬大池からは、どちらに降りても2時間ほどの道のりです。

花の百名山とも歌われる白馬岳周辺には、たくさんの種類の高山植物が咲き誇り、目と心を楽しませてくれます。危険箇所も少ないので、アルプス入門にはもってこいの山です。オススメは、猿倉から大雪渓を登り、栂池か蓮華温泉に下山するコースです。(1泊2日) 体力に自信があれば、雪倉岳、朝日岳の縦走コースもオススメです。(2泊3日)

三国境から望む雪倉岳と朝日岳

こちらは、雪倉岳、朝日岳縦走コース。三国境を直進。
写真は、三国境付近から行く手の雪倉岳、朝日岳方面を望む。手前の鉢ヶ岳周辺もお花畑が見事です。この先は、人も少ないので静かな山旅が楽しめます。ただし、朝日小屋までは結構な距離があるので、それなりの体力は必要です。この先も危険箇所はほとんどなく、ゆったりとした稜線歩きができます。鉢ヶ岳の巻道で雪渓を何箇所か渡りますが、ステップが切ってあれば、アイゼンを付ける必要はないでしょう。雪が少なかった昨年は、雪渓は完全に消失していました。

雪倉岳山頂から見た白馬岳と旭岳、清水岳(富山県側)。
雪倉岳山頂から望む白馬岳と旭岳

白馬岳から朝日小屋までは、おおよそ7時間ほどの道のり。鉢ヶ岳を巻いて、雪倉岳の頂を経由し高度を下げていくと湿地帯が現れます。そして、小桜ヶ原の先の水平道分岐で、朝日岳山頂を目指すか、水平道で朝日小屋に向かうか選択できます。(水平道という名が付いてますが、アップダウンが激しい鎖場のある、なかなかの難コースです。雪の具合で、7月いっぱいは閉鎖されていることが多いです。
一方、山頂を目指すコースは、最初の登りはきついですが、乗り切ればチングルマのお花畑が広がる気持のよいコースです。翌日どこに下山するかで、決めた方がよいでしょう。下山が北又(富山県側)なら、山頂コース。蓮華温泉(新潟県側)なら水平道。北アルプスの北端に位置する朝日小屋。小屋の施設は清潔で、何より食事が最高に美味しいです。富山県産コシヒカリに、地の食材を活かした手作り料理。山小屋のものとは思えません。そして、天気が良ければ、日本海に沈む夕日が見られるはずです。残念ながら、私はまだ見れていません。

コースの時間や状況は、その時々で変化します。行かれる場合は、最新の地図と情報を仕入れて、無理のない行程を組んでください。