写真の価値2017年10月25日 08時33分


ハロウィン装飾

ハロウィン装飾

今更ながら、フィルム時代とデジタル時代の仕事に対しての対価の差について考えることが多くなっています。
フィルムで仕事をしていた頃は、4X5インチのフィルムカメラで撮影すれば、1カット2〜3万円はいただいていました。それでも安い方かもしれませんが、一日に10カットもあれば、収入としては充分でした。
今のデジタルの仕事は、ほとんどが日当。いわゆるグロス。予算自体も以前の数分の一に減っています。どうして、ここまで写真の価値が下がってしまったのでしょう。
その昔、凄い人だと4X5ワンシャッターで大卒初任給一月分の金額という時代もあったそうですが。そういえば、ある著名な料理写真家の1カットの価格が、50万円という話は聞いたことがあります。
今の時代からすると、まるで夢のようなお話です。
「写真は誰でも撮れる時代になった」とよく耳にしますが、はたして本当でしょうか?  どんなレベルの話をしているのやら。

上の写真は、お仕事とは無関係です。横浜外交官の家とエリスマン邸のハロウィン装飾。