写真の行方2017年01月23日 08時18分

写真の行方
どんどん先細りしていく写真業界。これほど写真が溢れる世の中なのに、写真を軽視する風潮は変わらず。「写真は誰でも写せる」仕事先でもたびたび耳にする言葉ですが、「写ると、撮れる」は別物なのです。
仕事に携わる人ですら、理解していない人がいるのに驚きです。
もっとも、そういう人は現場を見ていないのだと思います。

私が仕事で撮影する写真は、作品にできないものが多いです。なので、作品としての写真は、仕事とは別に撮影していかなければなりません。作品を本格的に撮るようになったのは、JPS前会長の田沼さんの「仕事だけでは何も残らないよ」という言葉がきっかけでした。

土曜日の朝日新聞東京版に、アート写真に関する興味深い記事が載っていました。「日本では写真作品は売れない」確かに写真を買ってくれる人は少ないです。過去にチャリティー写真展で、私の写真を購入してくれた方はいたものの、無名写真家の作品は、なかなか売れないのが現実です。どうすれば写真作品が売れるのか、これからの大きな課題です。新聞記事のなかに懐かしい名前を見つけました。東京都写真美術館のチーフキュレーター。学生時代に写真史を教わっていた人です。

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